FAGA(女性の薄毛)治療薬の選び方|自分に合った内服薬とは?

FAGAとは?まずは原因を知ることが大切

FAGA(女性男性型脱毛症)は、加齢やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが原因で髪が全体的に細く・少なくなる進行性の脱毛症です。
男性のAGAとは異なり、前頭部や頭頂部が「びまん性」に薄くなるのが特徴です。

FAGA治療薬の選び方

女性の薄毛に使用される内服薬は、以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った薬を選びましょう。

① ミノキシジル内服薬(発毛促進)

  • 効果: 血流改善により、毛母細胞を活性化して発毛を促進
  • 特徴: 発毛目的に最も使われる。効果が高いが、副作用(動悸・むくみ)に注意
  • 向いている人: とにかく「生やしたい」人、育毛剤では満足できない人

② スピロノラクトン(ホルモンバランス調整)

  • 効果: 男性ホルモンの働きを抑え、脱毛を抑制
  • 特徴: 皮脂の過剰分泌やニキビ改善にも効果あり。利尿作用あり
  • 向いている人: 頭皮が脂っぽい、体毛が濃くなってきた、ホルモンバランスが乱れていると感じる人

③ 低用量ピル(ホルモン調整)

  • 効果: 女性ホルモンのバランスを整え、抜け毛の進行を抑える
  • 特徴: 月経周期の改善やニキビにも効果。血栓リスクに注意
  • 向いている人: 月経不順・PMS・ホルモン由来の脱毛傾向がある人

④ ビタミン・栄養補助系(サプリメント)

  • 効果: 髪の成長に必要な栄養素(ビタミンB群、鉄分、亜鉛など)を補う
  • 特徴: 単体では効果は穏やか。内服治療の補助として併用
  • 向いている人: 食生活が偏っている、産後や更年期の方など

目的別:FAGA薬の選び方早見表

目的 おすすめ薬 補足
とにかく発毛したい ミノキシジル内服 発毛効果が最も高い。副作用に注意
ホルモンバランスを整えたい スピロノラクトン / ピル 月経不順・皮脂過多・ニキビの改善にも
副作用を避けたい 外用ミノキシジル + 栄養補助 副作用が少なく、初めてでも安心
妊娠希望・妊娠中 内服薬は不可 一切の内服は避け、外用や栄養でサポート

まとめ:FAGA治療は「抑える+育てる」がカギ

FAGA治療では、脱毛を抑えること(ホルモン調整)と、髪を育てること(血流・栄養)の両方が重要です。
当院では、ミノキシジル内服・スピロノラクトン・ピルのほか、サプリや漢方なども組み合わせ、一人ひとりに最適な治療をご提案しています。

「抜け毛が増えた」「分け目が目立つ」「髪のボリュームが減った」と感じたら、早めにご相談ください。FAGAは早期治療で進行を抑えることができます。

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