ノルレボジェネリック（緊急避妊薬）

ノルレボジェネリック（緊急避妊薬）は、避妊に失敗した際に72時間以内の内服で高い避妊効果が期待できるお薬です。副作用や持病の有無を確認するため、必ず診察が必要です。

ノルレボジェネリック（緊急避妊薬）とは

ノルレボのジェネリック医薬品は主に「レボノルゲストレル錠1.5mg」として供給され、緊急避妊薬（アフターピル）として使用されます。先発薬と同じ有効成分を含み、避妊効果は同等ながら価格が抑えられている点が特徴です。

作用機序と特徴

• 含有成分のレボノルゲストレルは、黄体ホルモン（プロゲスチン）の一種です。
• 避妊の仕組みとしては、排卵の抑制や遅延、受精卵の着床を阻害するなど、多段階で働きます。
• 性交後できるだけ早く内服するほど避妊効果が高く、24時間以内の服用で約95%、48時間以内で約85%、72時間以内では約58～84%の妊娠阻止率が期待されます。

使用方法（用法・用量）

• 避妊に失敗した性行為の後、できるだけ早く、服用は性交後72時間以内が目安です。
• レボノルゲストレル錠1.5mgを1回のみ経口服用します。
• 服用後2時間以内に嘔吐した場合は、効果が得られない可能性があるため、医師の判断のもとで再服用が必要になることもあります。

副作用

• 服用後は消退出血や不正子宮出血、頭痛、悪心、倦怠感、めまいなどが比較的よく見られます。
• これらは一過性であることが多く、通常は24～48時間以内に回復します。

使用上の注意

• 毎回の避妊手段としては適しておらず、計画的な避妊方法（例：低用量ピルや避妊具）の併用が推奨されます。
• 服用後の性行為には避妊効果が期待できないため、他の避妊手段（例：コンドーム）を使用してください。
• 授乳中の場合は、母乳への移行を避けるため、服用後24時間は授乳を控えるようにしましょう。
• 妊娠がすでに成立している場合、本薬には中絶作用がないため、適応外です。

まとめ

• ノルレボのジェネリック（レボノルゲストレル錠）は、緊急避妊に対応できるコスト効率の高い選択肢です。
• 服用は性交後できるだけ早く、72時間以内が目安で、早期服用がより高い効果につながります。
• 副作用は軽度で一過性であることが多いですが、使用後のフォローも大切です。
• 一度きりの使用に適した薬であり、避妊方法の併用や計画的な対策が重要です。