AGA治療で必要な血液検査項目

AGA治療を開始する1年以内に、以下の項目を採血検査することをおすすめします。
AGA薬を継続して良いかどうかの判断に役立ちます。

血液検査を行なっていない方は、レナトゥスクリニックで¥5500で行えます。

検査項目 目的
AST / ALT / γ-GTP 肝機能
BUN / Cr 腎機能
RBC / Hb / WBC / Plt 血算
PSA 前立腺がんスクリーニング

AGA治療前の採血項目まとめ|男性・女性別に最低限必要な検査とは

AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)に対する内服治療を始める前には、安全性と効果を最大化するために血液検査を行うことが推奨されます。ここでは、男性・女性それぞれに必要な採血項目とその理由をわかりやすくまとめました。

AGA採血の目的とは

AGA治療薬(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル内服など)は効果が高い一方で、肝機能やホルモンバランスなどに影響を与える可能性があります。そのため、持病の有無や体調を把握し、安全に治療を開始するための準備として採血が必要です。

男女共通で必要な基本採血項目

  • AST / ALT / γ-GTP(肝機能)
    薬剤が肝臓で代謝されるため、肝機能障害がないか確認します。
  • BUN / クレアチニン(腎機能)
    特にミノキシジル内服時に重要で、腎機能が低下していると副作用リスクが高まります。
  • 血液一般(RBC / Hb / WBC / Plt)
    全身状態の把握や貧血・炎症の有無を確認します。
  • PSA(前立腺特異抗原)※男性のみ
    フィナステリドやデュタステリドはPSA値を下げるため、投与前に基準値を測定しておく必要があります。

女性に追加で必要な採血項目と理由

  • TSH / FT3 / FT4(甲状腺機能)
    甲状腺異常(特に低下症)は、女性の脱毛原因として非常に多く、見逃せません。
  • フェリチン・血清鉄
    鉄欠乏性脱毛は女性に多く、月経がある方では特に注意が必要です。フェリチン40ng/mL未満は脱毛の原因となります。
  • 亜鉛
    亜鉛は髪の主成分ケラチンの合成に必須。不足すると発毛不全の原因になります。
  • Freeテストステロン / DHEA-S(男性ホルモン)
    前頭部や頭頂部中心の脱毛が目立つ場合、男性ホルモン過剰(PCOSや副腎性)を疑い、評価が必要です。
  • LH / FSH / エストラジオール(女性ホルモン)※月経不順時
    生理不順や無月経がある女性では、ホルモンバランスの異常が脱毛に関与している可能性があります。

採血項目まとめ一覧表

検査項目 目的 対象 必要度
AST / ALT / γ-GTP 肝機能確認 男女共通 必須
BUN / クレアチニン 腎機能確認 男女共通 必須
RBC / Hb / WBC / Plt 全身状態確認 男女共通 必須
PSA 前立腺がん除外 男性 必須
TSH / FT3 / FT4 甲状腺機能 女性 必須
フェリチン・血清鉄 鉄欠乏の確認 女性 必須
亜鉛 ミネラル不足の確認 女性 オプション
Freeテストステロン / DHEA-S 男性ホルモン過剰の評価 女性 オプション
LH / FSH / エストラジオール ホルモンバランス評価 女性(生理不順) オプション

※オプションは¥5,500

まとめ:AGA治療は採血で安全性と効果を高める

AGA治療において採血は単なる形式的な手続きではなく、見落とされがちな疾患を早期に発見し、適切な治療を選択するための重要なステップです。特に女性はホルモンや栄養状態の影響を受けやすいため、正確な診断が必要です。

レナトゥスクリニックでは、患者様一人ひとりに合わせた採血項目を選定し、安全かつ効果的なAGA・FAGA治療を提供しています。初診時に医師と相談しながら、必要な検査を受けましょう。

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